商店街について

商店街振興組合は20周年、
ピースメーカーズは15周年


◆商店街の沿革・歴史

京王線、井の頭線の交差する明大前駅を中心に、終戦直後、4つの商店会が形成され、活動をして来ました。
 この街は、明治大学の教養学部と放送専門学校、高校4校、中学3校、小学校が1つと商圏内に10の学校が在る特殊な街で、なかなか発展性に乏しい街でした。
 そこで、平成7年に若手有志が烏山方式のスタンプ会を4商店会を横断的に組織し、此れを契機に翌8年11月、4つの商店会の合併と、振興組合化を同時に進め、区内41番目の明大前商店街振興組合が誕生し、発展への基礎となりました。

◆商店街の現状

明大前商店街と言えば、「明大前ピースメーカーズ」が全国的に有名です。
平成13年10月、犯罪多発ワーストワンの街という荒れた街から、明大前商店街では「安全安心の街づくり」をコンセプトに、商店街の事業として、全国初の毎日活動の防犯パトロール隊「明大前ピースメーカーズ」をスタートさせ、半年後、同じく全国初の民間交番を設立、地元松原小学校も治安が悪く父兄の不安は頂点に達し、対策として、全国初の登下校の安全誘導と、挨拶運動を展開しました。
 月曜から土曜までの毎晩のパトロール活動は効果てき面で、当時明大前には、年間527件の犯罪発生が有りましたが、10周年目には15件となり、年間犯罪0件を目指すほどになりました。
 京大の研究結果、街の犯罪件数が10%減少すると、1.7%地価が上昇するそうですので、明大前はこの10年聞に17%の資産価値アップが図られ、坪単価で約50万円のアップに相当します。
このピースメーカーズの活躍はNHKを始めとするマスコミに多数取り上げられ、英国BBC放送、新聞も国内全紙に、米国ニューヨークタイムス、ヘラルドトリビューンにも、週刊誌等雑誌の全紙、警察白書、内閣府の国民生活白書にも、表彰も警視総監賞、都知事賞、平成20年10月には、内閣総理大臣賞を頂いております。
 安全安心の街づくりの事業成果は、この5年聞に、明大前駅の乗降客数が25000人余増加し、9万人に迫りつつあります。京王線中、殆どの駅が乗降客数減少の中、この上昇数は特筆ものです。
 ただ、京王線、井の頭線の乗り換え客が1日20数万人を数える区内最大の駅としては、街中に出てくる客数が少ないと、更なる乗降客数増加策を次々と打ち出しています。

◆今後の展望

50から100年先の話と言われてきた、京王線の立体化が、代田橋から烏山までの15商店街、約1600店にて結成された、京王線立体化推進協議会の活動が功を奏し、平成26年度着工となりました。此れを契機に南北の通行をバリヤフリー化し、道路の整備、駐輪駐車場の整備、等々インフラの整備を行うとともに、店舗の再建に伴い、全く新しい街が出現することとなります。
 10年後の完成を見越し、当商店街では青年部を中心に若者による街づくりの検討会も行い、その成果による希望に満ち溢れた、新明大前商店街の出現をご期待ください。